日本人のカジノに対する意識調査、賛成7割超
電通が日経BPと共同で2014年2月12日~2月28日に日本のカジノを含む統合型リゾートに対する意識調査を実施した結果を公表しました。今回の意識調査の対象になったのは、日本や中国、香港、シンガポールのビジネスパーソン1,400人です。
日本人の73.3%がカジノに賛成
日本国内で「カジノを含む統合型リゾート導入の動きがあるということを知っていますか?」という質問に、日本国内では71.8%、中国では77.0%、香港では62.0%、シンガポールでは53.0%の割合の人々が認知していると答えました。
更に、カジノを含む統合型リゾートについての賛否に関しては、日本では73.3%、中国では92.0%、香港では96.0%、シンガポールでは85.0%と、国籍を問わずに大多数の人々が賛成すると回答しました。
海外の人達も日本のカジノに強い関心を示す
「日本にカジノを含む統合型リゾートが誕生すれば行ってみたいですか?」という質問には、日本では54.7%と、 賛成者の数に比べると若干割合は落ちますが、中国では84.0%、香港が96.0%、シンガポールが78.0%と、海外の人々は賛成者の割合とほぼ同数となり、統合型リゾートへの関心が日本人よりも高いことが分かりました。
統合型リゾート施設に対する認識の違い
日本ではカジノ建設を論じる際に、ギャンブル依存症や治安の悪化などの問題が必ず話題に上がります。実際、カジノのある国に同様の問題は存在しますが、海外の人々は日本人に比べて、カジノに寛容的であることが上記の調査結果から伺えます。それは何故でしょうか?
カジノを含む統合型リゾート施設を訪問した際、利用した施設についても今回の調査では聞いており、日本ではカジノが74.5%で、中国と香港では、「ホテル・宿泊施設」が1位、シンガポールでは「ファミリー向けのエンターテインメント施設」が1位となりました。
こういった調査結果から、日本ではカジノを含む統合型リゾート施設は「カジノ」のイメージが強く、海外の人々は「カジノ」はあくまでも統合型リゾート施設の一部と、日本人とは異なった認識を持っており、それが「カジノ」に寛容的であるか否かに直接繋がっていると言えます。
統合型リゾート施設の新たな楽しみ方を発見しよう
私達、日本人も「カジノは統合型リゾート施設の1部」という観点からカジノを見つめ直すことで、日本にカジノを含む統合型リゾート施設が建設された際に、今までとは違った楽しみ方や、在り方を発見できるはずです。
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