国内カジノ、日本人利用禁止へ
安倍政権にて成長戦略の要とも言われて来たカジノ法案。既に審議入りを果たし、可決されれば日本国内で合法的にカジノが設置されるようになりますが、ここに来て日本人のカジノ利用を認めない方針でいることを厚生労働省は発表しています。
日本人はNG、あくまでも外国人観光客向け
厚生労働省が提示した「日本人利用不可の理由」は、ギャンブル依存症の増加を防ぐ目的ということのようですが、パチンコやその他ギャンブルはこれまで通り規制の対象ではないとのことで波紋を広げています。
確かにカジノ法案のもつ当初からの共通意識として、来る2020年の東京五輪へ向け、海外からの観光客にアピールできる・外貨を集められるものを打ち出したいという目標がありました。その意味からすれば、外国人さえ利用できれば良いのでしょうが、現状の方針はカジノ賛成派も反対派も納得できない中途半端だというイメージを持たざるを得ません。
実際カジノを有するものの自国民のみ利用を禁止している国も既にあり、一概には否定はできませんが、禁止の理由が「ギャンブル依存症の増加」を懸念するということだけであれば、他ギャンブルにも対策を打たなければ抜本的な解決にはならないでしょう。
話題集まる先
日本人にカジノはあまり文化として馴染みが薄いですが、興味を持っている方は以前から多く、そういった方はオンラインカジノを利用されて来ました。オンラインカジノ側も日本人プレイヤーが年々増えている事を受け、日本人向けのサイト・サービスも続々と打ち出しており、徐々に1つの文化として根付きつつあると言われています。
カジノ法案が今後どう転ぶかは分かりませんが、これからますますカジノで遊びたい人は「インターネット上で」ということになるかも知れませんね。
安倍政権、厚生労働省、各思惑の動向に今後も要注目です。
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