効果伸びずの背景

アメリカのカジノと言えばラスベガスを連想される方も少なくはないでしょう。そんなラスベガスへ足を伸ばすのが面倒な方に遊ばれていた場所が、ニュージャージー州アトランティックシティーにあるレベルカジノホテルでした。

当カジノを含むリゾート施設は２４億ドル（約２５２５億円）をかけて建設され、は2012年4月に開業。しかし開業後すぐにタイミングが悪い・建物の設計も良くないなど批判を集め、現地市場を読み誤った結果となり思うように売上が伸びなかったと言われています。実際近10カ月間にわたって買い手を探している状況でしたが、具体的な今後が決まらないまま先日9月2日にて運営の停止が発表されました。

タイミング的要素としては近い地域にて他カジノも開業している中であったこと、建物の設計としては掛かり過ぎた初期費用も大きいのですが長い歩道や急な階段など、繰り返し遊びに来たいと思わせる事に欠けた建設であったことが指摘されています。

国内カジノも要注意

日本でのカジノは、とにかく莫大な経済効果ばかりが期待されているようですが、当然そこにあるリスクも知らなければなりません。ただカジノであれば良いという事ではなく、日本人が楽しいと思える施設であること・ギャンブルはもちろんですがそれ以外の要素が揃えられるかどうか、日本全国でいくつか候補地が挙げられていますが、どのような環境下でのスタートになるのか注目しておきたい所です。