アデルソン氏、日本のカジノ解禁を期待
アメリカで有名なカジノ運営会社である、ラスベガス・サンズの創業者シェルドン・アデルソン氏は5月28日、安倍晋三首相がシンガポール訪問時に同社のカジノを視察することで「日本でのカジノ解禁に向けた動きが加速する事を期待している」と述べています。
アデルソン氏(80)はニューヨークでの投資家会議で、安倍首相が5月30日にシンガポールの「マリーナ・ベイ・サンズ」リゾートを視察する際に、安部首相からアデルソン氏に対して「カジノ解禁の推進を協力するよう」求められるだろうと語りました。日本の国会ではラスベガス式のカジノリゾートを認めるための法整備を進める動きがある為、ラスベガス・サンズの創業者である、同氏にこういった要請がなされるのではないかと考えられています。
アデルソン氏が期待する訳とは?
アデルソン氏が、日本のカジノ解禁に向けた一連の投資会議での発言や、事業展開の構想等は、独自のルートで得た情報を元に裏づけされたもので、同氏は「安倍首相が側近に電話をかけさせ、カジノ法案の国会通過を推し進めるよう指示するかもしれない」と語っています。
高まる法案成立の期待
政治家ではなく実業家のアデルソン氏が、日本のカジノ解禁を見越して精力的な活動を行う以上、日本でのカジノ解禁は、現実の可能性が十分にあると言えます。同氏は6月22日の今国会会期末までのカジノ解禁法案通過は難しいかもしれないと指摘した上で、次期国会で再び取り上げられ、早ければ9-12月の可決が可能になるだろうとの見解を示しています。
関連する記事
カテゴリ:ニュース