カジノによって同じゲームをしても勝率が違う?
同じゲームをプレーしても、オンラインカジノのサイトによって勝率が違う気がします。サイトによって勝ちやすいゲームが違ったりするのでしょうか?もし、そういったサイト毎の違いがあるのなら教えてください。
⇒同じゲームに関して、勝率はサイト毎に違うといった事はありません。オンラインカジノの運営サイトはソフトウェア会社からソフト(ゲームのプログラム)の供給を受けて、それを使用しているにすぎません。(稀にオリジナルゲームを使用しているサイトも存在します)したがって、運営サイトが異なっても使用しているソフトウェアが同じであれば、全く同様の環境で遊戯を行なっていることになります。詳しくは【イカサマなどはないですか?】をご覧ください。
勝率が違うように感じる理由
上記のAnswerで述べたように、ソフトウェア会社が同じであれば同様の環境で遊戯を行なっていることになります。また、ソフトウェア会社が違う場合でも、きちんとプログラミングされた優良ソフトウェア会社の物であれば、ルールや配当倍率に違いがあっても、各ゲームに設定されているハンド(役)の出現確率に際立った差はありません。
それでは何故、運営サイトによって勝率が違うと感じるのでしょうか?その答えは「大数の法則」と呼ばれる法則の中に隠されています。
大数の法則とは?
「大数の法則」は、ほぼ全てのギャンブルに共通する法則で、必勝法や攻略法の類ではなく、純粋な確率論になります。以下が「大数の法則」の理論です。
六面体のダイスを振ると、それぞれの目が出る確率は等しく1/6です。しかし、6回振れば1~6の目が全て出現するというわけではなく、目の出現率に偏りというものが出てきます。試行回数(ダイスを振る回数)が少ないと、出現率の偏りは大きくなり、逆に試行回数が多くなるにつれて、その偏りは小さくなっていきます。これを「大数の法則」と言い、この法則は確率の分母が小さいほど出現率の偏りが収束するのが早くなります。
例を挙げると六面体のサイコロをそれぞれ、10回・100回・1,000回振ると、試行回数の多さに比例して、それぞれの目が本来の出現確率の1/6に近づくというものです。また五面体のサイコロを使用した場合は六面体よりも確率分母が小さいので、同じ試行回数でも六面体に比べて本来の出現確率(1/5)に近づきやすくなります。
勝率を「大数の法則」に当てはめてみる
これをゲームの勝率に置き換えても同じことが言えます。仮に勝率が約1/2(バカラやルーレット等)と分母の大きいゲームを例に挙げると分かりやすいでしょう。
遊戯したことのある方なら、お分かりになると思いますが2連勝や3連勝もしくはそれ以上の連勝が起きることは珍しくありません。勿論、逆に連敗を喫することもよくありますが、確率通りの勝率であればこのような連勝・連敗は起きない事になります。こちらもサイコロの例と同様に100回、1,000回と遊戯回数を重ねていく中で勝率の偏りが収束していき、本来の勝率の約1/2に近づいていくのです。
質問者様が言われるように、同じゲームを遊戯しても運営サイトによって勝率が違うと感じることは有りますが、それは試行回数が少なかったり、異なっている可能性が非常に高いです。ですが、以上の事を含めて考えても、勝率が悪いと思われる場合は「相性が悪い」と割り切って違うオンラインカジノで遊戯するのがいいかも知れません。
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