2014年5月12日、アメリカの不動産開発・カジノ事業者であるラッシュ・ストリート・ゲーミング社のニール・ブルーム会長は会見で日本のカジノ事業に関して「大阪のみに関心を持っている」とコメントした上で、「現段階で大阪に50億ドル程度の投資をする準備はできている」とも語り、ラッシュ・ストリート・ゲーミング社にとって最大規模のIR建設計画を、大阪と共同で実施する意欲を示し、国内外から注目を集めています。

ラッシュ・ストリート・ゲーミング社とは？

ラッシュ・ストリート・ゲーミング社とは、シカゴ・マーカンタイル取引所や、商業・オフィス施設などの開発などを手掛けると共に、ピッツバーグやフィラデルフィアなどの都市でカジノ施設を運営しているアメリカの企業です。

ブルーム氏と松井知事がカジノ計画について会談

ニール・ブルーム会長は大阪府の松井一郎知事と大阪府庁で会談し、会談では大阪とシカゴが姉妹都市関係であることに触れて「大阪に非常に詳しいパートナーと組んで、魅力のあるIRを作っていきたい」と述べ、一方の松井知事はラッシュ・ストリート・ゲーミング社に対して「自信作をどんどん提案してもらいたい」と応対しました。

本格的にカジノ誘致へ動き出した大阪

先日、大阪は財政難を解決するための一つの案として、夢洲をカジノ誘致の候補地として発表しており、事実、今回のように積極的にカジノ誘致活動に動いています。ラッシュ・ストリート・ゲーミング社と大阪のコンビが誕生するのか、今後の両者の動きに注目です。